Vässenzländisķ

数詞

ヴェッセンズラン語の数詞は概ね10進法である。

基数詞 (Kardinalraiman)

0–19

数詞 数詞
0 zero 10 tųy
1 an 11 änlöv
2 tvęģ 12 tvälv
3 ðrau 13 ðrautųy
4 fewr 14 fewrtųy
5 faiv 15 faiftųy
6 six 16 sightųy
7 sövon 17 söftųy
8 aght 18 aghdtųy
9 nięw 19 newntųy

19までの数詞は上のようになる。0はフランス語由来の zero である。

それ以外は、11, 12が独自の単語で13以降が「1の位 + 10」になる所など、他のゲルマン諸語と似たようなものとなっている。ただし15–19は若干変則的なので注意。

1 an は不定冠詞 an と共通で、修飾する名詞の性・格に合わせて変化する。しかし、後ろに他の数詞が来るときは名詞の性に拘わらず主格形 an が使われる。

物を数えるときなど、単独で使う場合も an を使う。

変化表は以下。

男性 中性 女性
主格 an an an
属格 anes anes anr
与格 anum anum anr
対格 änn an änn
具格 änn änn anr

※具格は通常使われず、代わりに与格が使われる

また、2 tvęģ は性によって変化する。しかし、後ろに他の数詞が来るときは名詞の性に拘わらず中性形の taw が使用される。

単独で使う場合は男性形 tvęģ を使う。

例. Inr bylding sind taw ðawzend hunde. ― その建物の中には2000匹の犬がいる。

例2. Inr bylding sind ðawzend tvęģ hundas. ― その建物の中には1002匹の犬がいる。

変化表は以下。

男性 中性 女性
tvęģ taw tva

20–999

数詞 数詞 数詞
20 tvintaģ 30 ðraitaģ 40 fewrtaģ
21 anandtvintaģ 31 anandðräitaģ 50 faiftaģ
22 tawandtvintaģ 32 tawandðraitaģ 60 sightaģ
23 ðrauandtvintaģ 33 ðrauandðraitaģ 70 söftaģ
24 fewrandtvintaģ 34 fewrandðraitaģ 80 aghdtaģ
25 faivandtvintaģ 35 faivandðraitaģ 90 newntaģ
26 siksandtvintaģ 36 siksandðraitaģ 100 (an)hundred
27 sövonandtvintaģ 37 sövonandðraitaģ 110 änlftaģ
28 aghtandtvintaģ 38 aghtandðraitaģ 120 tvälftaģ
29 nięwandtvintaģ 39 nięwandðraitaģ

21–99、および110–129は、「1の位 + and + 10の位」と繋げて書く。

110–129が特殊なので注意(20–99と同様に、「1の位 + and + änlftaģ or tvälftaģ」という風に書く。)

101–109、および130以降は 245 tawhundredfaifandfewrtaģ のように「100の位 + hundred + 1–99の数詞」と繋げて書く。ただし、100の位が1のとき、an は省略できる。

10の位の数詞は概ね対応する1の位の数詞に -taģ をつけたものであるが、ほとんどは1の位の数詞と微妙に異なるので注意。

つまり、105は (an)hundredfaiv, 115は faivandänlftaģ, 125は faivandtvälftaģ, 135は (an)hundredfaivandðraitaģ となる。

20以上の数詞が名詞を修飾する場合、その名詞は複数属格になるので注意。ただし元の格が主格や直接目的語を表す対格の時に限る。前置詞句や間接目的語などの場合は、元の格が優先される。

2語以上からなる数詞の場合、名詞の直前に来る数詞のルールが適応される。

例. Inr bylding sind taw ðawzend apble.(直前が1000 ðawzend なので複数属格)

例2. Inr bylding sind ðawzend tvęģ apblas.(直前が2 tvęģ なので複数主格)

1000–

数詞
1,000 (an) ðawzend
10,000 taw ðawzend
100,000 (an)hundred ðawzend
106 (an) miljönn
107 taw miljonnan
108 (an)hundred miljonnan
109 (an) miljard
1010 taw miljardan
1012 (an) biljönn
1015 (an) biljard
1018 (an) triljönn
1021 (an) triljard
・・・ ・・・

1,000以降の数詞は、他のヨーロッパ言語と同じように1,000毎に新たな数詞が用いられる。

ヴェッセンズラン語の数詞はいわゆる “long scale” であり、106以降の数詞では106倍毎に -ljönn 系の数詞が使われ、103倍は -ljönn-ljard で置き換えた数詞で表される。

ðawzend-ljönn, -ljard 系の数詞の前後にはスペースを入れる。

-ljönn, -ljard 系の数詞は名詞として扱われ、数・格に応じて変化する。共に弱変化であり、変化表は以下。

被修飾名詞は複数属格になるが、数詞自体は元の格になるので注意。

-ljönn
単数 複数
主格 -ljönn -ljonnan
属格 -ljonnan -ljonne
与格 -ljonnan -ljonnum
対格 -ljonnan -ljonnan
-ljard
単数 複数
主格 -ljard -ljardan
属格 -ljardan -ljardne
与格 -ljardan -ljardum
対格 -ljardan -ljardan

1,145,141,919,810
an biljönn anhundredfaivandfewrtaģ miljardan anhundredanandfewrtaģ miljonnan nięwhundrednewntųy ðawzend aghthundredtųy

序数詞 (Ämbyrdlaiķraiman)

数詞 数詞
0. zeroðe 10. tųyðe
1. fyrest 11. änlfte
2. ouðer 12. tvälfte
3. ðritde 13. ðrautųyðe
4. fewrðe 14. fewrtųyðe
5. faifte 15. faiftųyðe
6. sighte 16. sightųyðe
7. sövonðe 17. söftųyðe
8. aghtðe 18. aghdtųyðe
9. nięwðe 19. newntųyðe

序数詞は1–3は特殊な語形で、4以降は基数詞に -ðe をつける。ただし5, 11, 12など -v で終わる数詞は -fte に変え、6.は sighte と例外的に変化するので注意。

8. aghtðet は読まなくてもよい。

序数詞を形容詞として使うときは、fyrest, ouðer を除き弱変化のみとなる。

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